発売中の怪談専門誌「幽」vol.30(Amazon.co.jp)に澤村伊智の短編『鬼のうみたりければ』が掲載されています。
『鬼のうみたりければ』は比嘉姉妹シリーズの一篇です。『ずうのめ人形』から2年後の話で、野崎が厭な目に遭う内容となっております。
「幽」は惜しくもこの号で終刊となり、今年妖怪専門誌「怪」と合併し、リニューアル予定です。その総括として特集は「平成怪談」となっています。澤村の執筆中、頭にあったのはサミュエル・ホプキンス・アダムズの古典怪談とクラーク・アシュトン・スミスのクトゥルー短篇であったそうです。それがなぜ「平成怪談」となるのか、ぜひお確かめください。